奈良・斑鳩の仏像たち 法隆寺(大宝蔵院〈百済観音堂〉・伝法堂) 中宮寺編
奈良・斑鳩の仏像たち 法隆寺(五重塔・金堂・大講堂)編の続き・・・
大宝蔵院は博物館みたいな造りで、ガラス越しに数多くの宝物類が拝観できます。この中で印象に残っているのは、やはり百済観音堂内におられる百済観音(飛鳥時代)です。でかっ!細っ!長っ!です。八頭身あります。完全に異国から来た形です。浮世絵の鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)の美人画を思い出しました。横からみた宝瓶を持つ手がやさしくて好き。肘から指先までが異様に長いです。このくらい長くないとバランスが取れないか?光背を支えている竹みたいな棒は本物の竹ではないらしい。よくできてる。壁に鳳凰の絵が書いてありました。
あと有名どころで、金堂の障壁画や夢違観音、玉虫厨子(大きい!)を拝観することができます。
東大門をくぐって東院伽藍へ。石畳の通路を歩いていたら西大寺の通路と似ているのに気がつきました。昔は西大寺も法隆寺に負けないくらい広かったんだろうなぁ。
夢殿に着きました。中央の厨子には明治にフェノロサが白布を解いて有名な聖徳太子等身の秘仏救世観音像(飛鳥時代)がおられますが、開帳期間ではないので拝めず。その周囲に聖観音菩薩、聖徳太子の孝養像、乾漆の行信僧都(そうず)像、道詮律子の塑像などが安置されています。
そしていよいよ伝法堂へ。絵殿・舎利殿で靴を脱いでスリッパに履きかえ。お堂とは渡り廊下で(めっちゃ短いけど)繋がっていました。お堂の入り口から板張りになっていて仏像が遠い・・・。板の間に入らせてくれたらなぁ。
前列に向かって右から薬師・釈迦・梵天・中央に白塗りの地蔵(のみ室町時代)・帝釈天・阿弥陀・弥勒(いづれも平安時代)。後列は三組の乾湿阿弥陀三尊(奈良時代)が並んでます。あと四方に平安時代の小さな四天王。
地蔵会で使われるお堂だから地蔵がセンターなのか。拝観者が多くてじっくり見るのが困難だったので、少し見て引き返してきました(汗) なぜか阿弥陀には心が動かない自分がいる・・・。なぜ~~~!?
平城遷都1300年 法隆寺の国宝・伝法堂の仏像群を公開
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100208/trd1002082004005-n1.htm
ここまで来たら中宮寺へ行かないと。すぐ横です。拝観料500円。創建中宮寺は現在の中宮寺の東方約400mの場所にあり1510年頃に寺地が現在地に移ってから皇女尊智女王(そんちノおおきみ)が入寺。それ以後は皇女が入寺する門跡寺院(門跡寺院とは代々皇族、貴族などが住持する格式の高い寺のこと)になり、中宮寺御所または斑鳩御所と呼ばれています。
本堂が近代的です。と思ったら昭和43年に建てられた新しいお堂でした。耐震耐火の建物だそうです。
本堂に上がると尼さんが解説がふき込まれているテープレコーダー?を定期的に流していました。尼さんを久しぶりに見ました。以前行った法華寺も尼寺なのに見かけなかったなぁ。
本尊は如意輪観世音菩薩半跏像(飛鳥時代)。考える像で有名な思惟半跏で、樟素材で黒光りしています。お顔がアルカイック・スマイルで本当にやさしいお顔をしておられます。門跡尼寺に相応しい仏像だと思います。他に菩薩半跏像の前に2体の像(木彫雨宝童子立像と何か・・・) 複製の紙製文殊菩薩立像。本物は東京国立博物館寄託。紙製はこれのみ。
あと聖徳太子を偲んで、御妃の橘大郎女(たちばなノおおいらつめ)が、太子の往生した天寿国の有様を刺繍させたと云われる日本最古の刺繍、国宝の「天寿国繍帳」の複製品も展示されています。月にウサギがいます。
堂内を少し歩いて通常非公開の表御殿、内部障壁画等を特別公開していたので見てきました。2間(御殿と控えの間)ありました。あちらこちらに菊の御紋が。
中宮寺のお土産屋さんで繊細なデザインのクリアファイル2種と菩薩半跏像のハガキをゲット!
包装紙が亀デザインで、万博公園の包装紙に引けを取らないカワイさです☆
法隆寺に到着したのが13時30分頃。拝観し終えたのが16時20分(汗) 休憩しようにも参道にある飲食店が17時閉店ばかりだったので駅前まで戻り、南口にある「Cafe SHUKRA(シュクラ)」で休憩。カリカリに焼いたチャバッタの上にラタトュイユをのせたタルティーヌ650円。素朴な味でおいしかったです。それから女心をくすぐるトイレでした(笑)
時間がなくて参道のお土産屋さんが全然見れなかった・・・。救世観音見に来た時にリベンジだーーーー!境内図見てたら、西円堂の薬師如来を見るの忘れてたーーーーー!>< 普段公開されているのかな?広い境内だと何かしら見忘れるわ~(汗)
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